いま、自宅を増改築しており、間もなく完成します。
普通の家にサザエさんのような二世帯暮らしでしたが、子供も大きくなると狭くなり、いろいろと不都合も出てきたのです。
既存の構造や間取り、設備やインテリアとの兼ね合いから制約の多い工事。 理想の家には程遠いものです。
生活はしやすくなるでしょうが、気分の変化は模様替えのようなもの。
こんな仕事をしていながら、もう家を新築することもないのだな...と少し寂しい思いもありました。
ところが、完成が近づくと、どうでしょうこのワクワク感!新しい生活へのイメージがどんどん湧いてきます。
置きたい家具や雑貨、オーディオ、DIY、料理、家事、、、毎日の時間の流れを想像するだけで、とても楽しいのです。
ちょっとした増改築でこの嬉しさですから、新築してお引越しされる建て主さんのワクワク感はどれくらいのものでしょうか?
家の設計とはワクワクを最大にすること。 家には、建築には、人の気持ちを変える大きな力があるのだと思います。