ノート
note

住む人次第

竣工してしばらくして訪問すると
「○○邸建築現場」が「○○さんの家」になっています。
程よく生活感があって
その人らしさがにじみ出て。

竣工直後の家具も何もない状態より良くなっていたら
私たちの設計は「成功した」とうれしくなります。

建築はオブジェではなく
使って味わうものであると思っているので
使ってこそ美しく便利で快適であるように
プランニングしディテールを考えているのです。

こんな風に使ってくれるかな。
こんな風に生活してくれたらいいな。
と設計中にそこに住む家族を
何度もイメージしていたから
イメージどおりになっているのを見ると
ひとりこっそりガッツポーズです。

実際は私たちの想像を超えて
すばらしく住みこなされている方々ばかりで
へえ～と驚かされてばかりですが。